コラム(根の治療)

竹内歯科診療所の院長 竹内陽平のコラム「根の治療」です。

竹内歯科診療所
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院長の竹内陽平によるコラムです。歯科治療に関する情報や医院での出来事、気になったニュースなど諸々、皆様にお伝えしたいことを書いています。

根の治療

2013年9月13日
まだまだ暑い日が続いていますが、皆さん体調はいかがでしょうか?
ようやく朝晩は少し涼しくなってきましたけれども。。

さてここ最近バタバタしていましてすっかり更新を忘れていました。気が付くと2か月もあいていましたね、どうも筆不精なもので申し訳ありません。

今回は根の治療についてのお話。
先日治療が終了して定期健診に来られた方がいらっしゃいました。初診で来られた時は、左下の歯茎が腫れていました。その時の写真がこちら。



左下の歯の周りが黒く映っているのがわかりますか?ここは細菌感染をおこして歯を支えているはずの骨が無くなってしまっているところです。
問題はなぜ細菌感染が起こってしまったのか?ということです。問題の歯をルーペでよく見てみると、歯をまたがるようにして、わずかにヒビがはいっていることがわかりました。おそらく長年歯を使用してきたことによって噛む力に負けてしまった結果、割れてしまったものだと考えられます。また左下の歯には本来もう一つあるべき歯が過去に失われてしまった結果、力が集中してしまったのかもしれません。

いずれにせよ割れてしまった部位から細菌が歯の中に侵入し歯の神経を侵してしまっているものだと思われ、黒い影が大きいことから抜歯になる可能性も考えられましたが、比較的動揺もなかったため、まずは根幹治療を行い、保存することにしました。

根の治療を開始、まずは破折線に沿って削って行きましたがかなり深い。。。やはりここが細菌の入り口かと感じ、破折線を除去したのちにレジンで補強、通法に従って根の治療を終えました。幸い腫れも引き痛みも軽快したため、かぶせものを装着しました。
今回半年後に写真をとり経過をチェックしたところかなり状態が改善されていました。
基本に忠実に治療を行うことが結果につながって良かったと思います。


根の治療に至るには様々な原因があり、虫歯だけで痛みや腫れが出るわけではないという一例です。皆さん参考にされてください。
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