歯石除去等のクリーニングを行います。
歯周病という言葉は御存知でしょうか?昔、歯槽膿漏と言われていたものです。
歯周病とは“歯”そのものではなく歯を支える組織、つまり歯ぐきや骨に異常がでる病気です。
この場合異常とは、大抵歯ぐきの腫れや骨の減少といった状態を指します。歯周病の原因となる細菌はどの方にも存在し、皆多かれ少なかれ歯周病に罹患していると言えます。
問題はその細菌の量や質です。当然のようにたちが悪い細菌がたくさんいたら進行も早くなります。
つまり歯周病の治療法はできる限り口の中から細菌の量を減らすことがなにより大切になってくるということです。
要は歯磨きです。歯周病の治療は2人3脚です。病院で歯石を取ってもらったり、クリーニングしてもらったりすることと、できる限りその状態を維持すること、この2つが合わさってはじめて治療の効果が表れてきます。
歯周病の進行度
歯周病は生活習慣病の一つです。完治することはないかもしれませんが、上手に病気と付き合っていくこと、これも大事なことなので、そのために我々を上手く使って頂けたらと思います。
- 初期
- 歯の表面に少し歯垢や歯石がついていきます。
- 中期
- 歯肉が腫れ、出血しやすくなります。また歯を支えている骨が減っていきま
す。
- 末期
- 歯肉は化膿し、いやな臭いがします。また支えている骨が少ないため、歯自体も動揺します。
歯周治療に関するご質問
- 歯石を取るとしみますか?
- はい。個人差はありますが、しみることがあります。
今まで歯石によってガードされていた部分が解放されることで症状が出ます。
特に歯石の量が多く、長期間にわたり付着していると症状が出やすいですが、この症状は一過性ですので、1週間程度で落ち着いてきます。
- 歯槽膿漏ってなんですか?
- 歯槽膿漏とは歯周病が重度に進行した状態をいいます。
歯周病が進行すると、口臭が強くなったり、歯が動揺したり、膿が出たり出血します。昔「リンゴを食べると血がでませんか?」というCMがやっていたのを御存知でしょうか?