コラム（障害者歯科）

2013年10月21日

こんにちは。
暑くなったり、寒くなったり、台風が来たりとホントに今年は変な天気が続きますね〜。
そろそろ秋の花粉症などで体調を崩される方が増えてきてますのでご注意を！

さて秋口は学会シーズンということで、全国各地で様々な学会が開かれています。日にちも重なってしまうことが多いようですね。
私は、先日の連休を利用して“日本障害者歯科学会”に出席するため、神戸まで行ってきました。当院に毎週火曜日に夕方からお手伝いに来てくれている、林先生が発表するとのことでしたので医局のメンバーと共に見に行きました。懐かしの先生や、恩師の先生などにお会いできて有意義な2日間でした。




ところで皆さん障害者歯科ってあまり聞きなれないですよね？普通はあまり耳にすることがないかと思います。
障害とは“通常の歯科治療を何らかの障害によって受けることが難しい”状態を言います。その障害には

（1）精神発達遅滞
（2）視覚・聴覚などの感覚障害
（3）肢体不自由
（4）全身疾患
（5）歯科治療恐怖症

などがあり、どの障害も通常の歯科治療を難しくさせてしまいます。私は医科歯科大学の障害者歯科治療部（現スペシャルケア外来）でそういった方の治療を専門に行ってきました。鎮静状態で治療をしたり、全身麻酔で歯科治療を行ったりと、大学病院でないとなかなか難しいケースにも携わりました。ひとつ言えるのは、どの患者さんも慣らしながら丁寧に治療することで、すこしづつでも回復できるということ。

どの障害にもある程度対応できますので、まずはご相談ください。
ひょっとしたら力になれるかもしれません。